ドリーム小説
片思い歴、約2年半。
あたしのこの恋は絶対に叶うことは、ありません。
あたし、は今、恋をしています。
今まで、人を好きになったことはあったけど本気の恋なんてものじゃなくて
憧れ≠フ方が近かった。
だけど、中学1年の時の夏休み。
本気の、人生ではじめての、恋を、した。
それが、普通の男子ならよかったものの、
相手は、
クラス1…、学校1を争うくらいの美男子。
仁王雅治くん。
喋ったこともないし、好きになったのも、
彼のテニスを一生懸命する姿に一目ぼれしたから。
それにあたしは、クラスでも目立つ存在じゃないし、顔も成績も何もかも普通。
そんな、あたしと仁王くんがつり合うはずない、ずっと、ずっとそう思ってたんだ。
あのときまでは。
「っ、っ、聞いてよ!ビックニュース!!」
「え?何、ビックニュースって……?」
その事件が起こったのは、あたしが学校を休んだ日。
あたしはもちろん何も知らないんだけど、
親友のがそのときの状況を詳しく説明してくれた。
「が、学校休んだ日の6時間目にね、男子が好きな人の話してたの!
そしたらね、仁王くんが、
「あー…、最初に言っちょくが、俺の好きな奴はじゃから。」
って、クラスのみんなの前で公言したの!!
あたし、もう、びっくりしちゃって!!」
顔をニタニタさせながら話す。
は嘘つくのが上手いけど、今回だけはあたしにも嘘だって分かっちゃう。
「もー、ー、そんな冗談やめてよー!!
本気にしちゃうじゃん!!」
「だから、ホントだって………え!?」
「どーしたの、?」
「へー、俺的には、本気にしてくれた方が嬉しいんじゃけど。」
があたしに反論しようとしたそのとき、
あの、見覚えのある銀髪……
仁王くんがあたしの耳元でそう言った。
「へ…?にお、う……く…ん?」
動揺するあたしに構わず、仁王くんはあたしの肩に手をまわした。
「つーわけで、、ちょい、借りる。」
「ええ……ああ、うん。」
ぽかんとしてるにそう言って仁王くんはあたしの手を握って走り出した。
それから、走ってる途中に、仁王くんがこう言った。
「さっきのの話、ホントじゃよ?
俺、こんな性格しちょるから、信じてもらえんかもしれんが、」
「に…おう、くん…?」
「の授業中、うとうと眠そうにしとる姿が好きじゃ。
友達と喋って笑いあってるとこが好きじゃ。
の全部が好きじゃ。」
「ちょ、ちょっと、仁王くん!?」
「ホントのホントにが好きじゃよ。」
「え……」
サラッと全然恥ずかしそうな素振りは見せなかった仁王くんだけど、
それが、本気だって、ホントだって分かった。
だって、仁王くんの顔、後ろからだったからあんまり見えなかったけど、
すっごく、赤くなってたもん。
神様、ありがとう。
、ありがとう。
そして、仁王くん、
こんなあたしを、好きになってくれてありがとう。
あたしは仁王くんが立ち止まったのを見て、
「あたしもっ、ホントのホントにっ、仁王くんのことが大好きだよ!」
背伸びをして、彼に、あまーい、あまーい、キスをしました。
そう、絶対に叶うはずのなかった恋が、今、ここに叶ったのです。
Merry Christmas
仁王くんは、サンタさんからのおくりものかなぁ?
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もうすぐクリスマスなのでクリスマス夢(?)。
ていうか、クリスマス関係ない…
あ、誕生日夢はもうすぐ書きます^^;
すっごい遅れてますね…;
まあ、とにかく、(←)
Merry Christmas 仁王!!
(081212)