ドリーム小説

























「丸井ー、お菓子ちょうだーい?」





「は?何でこの俺がお前なんかに大事な大事なお菓子ちゃんをあげなきゃいけねぇの?」




「えー?いーじゃん、別に。お菓子くらい。あたし、そのいちごポッキーがいいなー。(ていうか、何?お菓子ちゃんって!?)」






「ダーメ。これはぜーんぶ俺のだぜぃ☆」



























うーん。今日も失敗。





あたし、は隣の席のお菓子大好き!!お菓子がないと生きていけない!!人間



(別名・丸井ブン太)からお菓子をもらえるように日々努力してます!!





こんなにも努力する理由は単なる噂。




まあ、こう見えてもあたし、コイツ、丸井ブン太のことが好きなのでありまして。




そのまた、親友のからブン太は特別な人にしかお菓子をあげない、という情報を聞かされまして。




1ヶ月前くらいからこの調子でコイツがあたしにお菓子をくれるのを待っているというわけです。
























ー、丸井くんからお菓子もらえたー?」






「あ、ー。ううん、今日もダメ。」





「そっか−。あ、そうだ、。何かね、丸井くんからお菓子もらった子、1人だけいるらしいよ。」





「えっ?誰?」




「1組の美咲さん。」




「えと、美咲百合愛さんだっけ?」



「そーそー、その人。」




「な、何で、美咲さん丸井からお菓子もらってんの?」





「あれ?、知らないの?



丸井くんと美咲さんって付き合ってたんだよ?」






「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?う、嘘……。」










信じられない…。



あの美咲さんと丸井が付き合ってたなんて…。











「で、でもさ、過去のことだし、気にすることないよ。」






「う、うん。そうだよね…。」
































やっぱり、丸井はまだ美咲さんのこと好きなのかな?







そうだとしたらあたしのこの思いは叶わないに100%近い気がする…。





というか、そうな気がする。



























そっか……。





失恋かぁ…。







目頭にじわぁぁぁっと涙が浮かんでくる。












































。」









「え……?」








丸井があたしにいちごポッキーを渡す。









「ほらよ、お前、いちごポッキー好きなんだろぃ?」







「う、うん……。」








「それと、俺は、もう、百合愛のことは好きじゃねぇからな!?」








「えっ!?」








































「―俺が好きなのは、いちごポッキーを持った、名前がって奴。」



















(って話聞いてたの!? ち、ちげーよ、聞こえたの!!)

















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いちごポッキーが食べたかったんで^^(←)
何かこういう感じの好きです。




(08112)