ドリーム小説
君の涙がこんなにも愛おしい
幼馴染のアイツ。
俺は、アイツのことが好きなんだ。
「ッ!!英和辞典貸してくれよ!!」
「えー!?赤也、また忘れたの!?」
「へへッ、わりぃ。わりぃ。」
「もー…仕方ないなあ。丸井先輩にでも貸してもらえばいいのに。」
……は最近、丸井先輩のことばっか話す。
何かといっては丸井先輩がでてくる。
が俺の家に遊びに来たときも、は丸井先輩の話をする。
挙句の果てには、俺との約束より丸井先輩との約束を優先させた。
「――丸井先輩がね、一緒に買い物に付き合ってほしいっていうから明日赤也と映画見に行けない。」
もう、我慢の限界だ。
「ッ、ふざけんなよ。、丸井先輩のことが好きなわけ?」
「――え…?あ、赤也?」
「何で、何でだよ。何だよ……、それ。
俺との約束の方が早かったろ?
しかも、何で丸井先輩と一緒に買い物行くんだよッ……。」
「え…あ……ご、ごめん…な、さい。」
気付けばの目には涙が溜まっていた。
「……わりぃ。言い過ぎた。」
俺は、と反対の方向を見て座る。
「……い、いいの。あたしも悪いから。
あ、あのね、赤也。」
「何だよ。」
「あたし、赤也のことが好き。」
「……は?」
ま、待て。今、の奴、何て言った?
「丸井先輩には、そのことで相談にのってもらってたの。
そのお返しで丸井先輩の彼女の誕生日プレゼントを選びに行くの。」
……そーいや、丸井先輩、彼女ができたってこの間、さわいでたな。
つーことは、俺が勝手にと丸井先輩にヤキモチ焼いてたってだけか…?
そう思うと急に自分が行った行為が恥ずかしくなる。
「……っ、ごめんな、。」
そういってを抱きしめる。
「……え?あ、赤也。あたしのこと嫌いなんじゃないの?」
「…バーカ。好きに決まってんじゃん。」
君の涙と引き換えに、僕が手に入れたもの
(それは、君、自身。)
(title ユグドラシル/MIDI ONE's)
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微シリアスです。
いまいち意味がわかりませんね、はい。(←)
(08112)